河内町郷土史研究会    会長 近貞 勝司
町内山城臨地研修   平成26年3月4日(火) 9:00~ 小田地域センターに集合し、講師として東広島市教育委員会i生涯学習課教育文化課の吉野健志氏を招聘し、小田城跡・宇山城山(障子岳城跡)を研修しました。

小田城跡
椋梨川の支流小田川の北岸に位置し、龍王山から南に延びる尾根上に位置する。最高所の1郭は3段に分かれ、背後(北側)に土塁を持つ。所々に石垣が見られ、三段の北西隅に井戸状の落ち込みが見られる。背後の堀切は不明瞭だが、先端部(南側)には堀切が残り、南西斜面には竪掘郡がある。城主は小田氏と伝えられる。

障子嶽城跡
丘陵頂部部に位置しており、最高所の1郭から東と西、北側にも郭を配し、東側の郭から南下に向かって東辺を土塁で結ばれた郭郡が連なっている。この部分には石垣が残る。これら中心部の郭郡の堀切を挟んで東側には小郭郡があり一部に土塁が残る。西側にも尾根筋上に郭郡があり、一部に土塁が見られる。

       


平成26年3月27日(木) に赤穂歴史博物館・旧閑谷学校等研修旅行を実施します。