入野地区自主防災訓練 平成25年11月4日(月・祝日)8:30~
災害に対する心構え・対応は
地震 地震の被害は常に予想を上回る
1.地震は人間の油断を突いてやってくる ・地震の予知は不可能。だからこそ日常の備えが大切です。
2.地震が起きたら、あわてず、まず身の安全を! ・頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難 ・あわてて外に出ない(落下物や車が危険) ・グラッときたらすぐにドアーを開こう。逃げ道の確保が生死をわけると、心得ておきましょう。
3.揺れが収まってから、あわてずに火の始末 ・2次災害の代表が火災、火災は全てを焼きつくす。 ・火災を皆が心がければ、災害は半減します。 ・地震が発生したら、電気器具のスイッチを切り、プラグを抜きましょう。特に熱器具は火災のもとです。 ・避難する時は分電盤のブレーカーを切りましょう。 ・日頃から安全ブレーカーの位置を確認しましょう。
4.運転中は、あわてずハザードランプを点灯し、ゆるやかに減速して左側に停車 ・左側に停車してラジオを聞く。車を離れる場合は、エンジンを止め鍵は付けたままにしましょう。
5.地震・津波・火災は3点セット ・地震が起きたら、津波は? 火災は? を意識し、必ず確認をしましょう。
6.避難場所・避難路は家族と確認し合い、日常の言葉に ・避難路はなるべく広い道を。門やブロック塀、そうして自動販売機やビルのそばには近づかない。
7.車での避難は止めよう。避難路が制限される。 ・避難は徒歩が一番。道路が走れるかどうか不明。立ち往生すると避難活動の邪魔になる。
8.日常の備えがあなたを守る ・家具は固定し、寝室には倒壊する物は置かない。避難袋は必要最小限にまとめ、年1回点検を。
9.情報を確かめ、流言には惑わされない ・情報は自治体の正式広報やラジオニュースを信じ、流言に惑わされないように。
津波 警報が出たら、すぐに海から離れよう
1.津波は地震の規模に関係なく発生 ・地震があればすぐ津波を連想する。 ・体感地震がなくとも津波は発生する。
2.注意報が出たらすぐ海を離れよう。 ・海岸から離れ、とにかく高台へ。 ・何はなくとも身の安全確保が一番。
3.沿岸付近の船舶は沖合に逃げよう。 ・津波は陸地に近づくほど高さを増す。
4.物を取りに帰る時間はない。
5.津波は繰り返しやってくる。 ・二度目、三度目が高くなる傾向がある。 ・内海は数十回後に高くなる傾向がある。
6.警報解除までは危険ゾーン ・警報が解除されるまで自宅に帰らない。
7.家族で避難場所を決めておく。 ・指定の避難場所にこだわらず、近い高台へ。
8.避難先で「津波が来なくて良かった」と喜びあおう。 ・逃げなくて良かったでは、絶対ダメ!
風水害 日本列島は台風のメインストリート
1.台風は年間平均28回以上発生し、3回上陸 ・地震大国日本は台風銀座。台風進路の右側地域は風が強い。海岸地域は高潮にも警戒を。
2.日本は土砂災害の危険地域だらけ ・地滑り、斜面崩壊、土石流の危険地域が沢山ある。自宅付近の地形を確認しておきましょう。
3.風速30mから家屋倒壊の危険が沢山始まり ・風速17mを越えると、20m小枝が折れる。25mを越えると屋根瓦が飛びます。
4.降水量が1時間に20mm以上を超えると要注意。
5.倒れやすいものは針金・ロープで補強 ・台風の襲来が予想される場合は早めに、アンテナ、細い木など倒れやすい物の補強をすみやかに。
6.台風情報の最新版は綿密に発表されます。ラジオ・テレビの気象状況には注意しましょう。
7.板戸・屋根・ブロック塀・ベランダなどは台風シーズン前に必ず点検 ・風が家の中に吹き込むと大変な被害になります。風の通り道の窓に板戸があると安心。
8.保存食糧と電池がロウ城生活を支える ・災害には停電はつきもの。命綱は携帯ラジオ、電池の予備は常に備えておきたいのもです。
火災 火災の原因は、ほとんどが人災である。
1.火災になったときは、まず、周りの人に知らせる事が第一です。 ・大声を出して家族や近隣の人に火災を知らせます。鍋ややかんを叩いて大きな音を出しましょう。 ・初期消火が出来ると判断した場合 ー 初期消火 - 119番通報 ・初期消火が出来ないと判断した場合 - すぐに避難 - 119番通報
2.火災による死亡者の過半数は、幼児とお年寄り ・避難の遅れがちな幼児やお年寄りは、出来るだけ避難しやすい部屋を寝室にしましょう。
3.出かける前、寝る前には火の始末の習慣化 ・当たり前のことですが、出来ない人がたくさんいます。
4.避難する時は分電盤のブレーカーを切り、ガスの元栓を締める。 ・プロパンボンベは鎖等で日頃から固定しておいて下さい。
5.消火器類は日頃の点検・確認がたいせつ ・日常の火災予防が、防災感覚を鍛える。
6.寝たばこはご法度! ・喫煙者の大半は畳やジュウタンを焦がした経験がある。
7.ホテルでは必ず非常口を確認しよう。 ・非常口の場所、避難経路の確認を習慣化しよう。
8.煙は空気より軽い ・濡れたタオル等で鼻・口を覆い、身を低くして、床すれすれの空気を吸い避難しましょう。 ・建物火災で死に至った原因は、一酸化中毒 窒息による死者の方が多くなっている。 ・煙は上に向かっては、走る早さ、横には歩く早さです。階段などの縦方向は一気に広がります。
自主防災は、誰の為? でなく 助かりたい人の為にある
* この資料は21年度版の「防災士教本」と各市町村の「避難所マニュアル」並びに、消防庁・気象庁ホームページなどを参照し作成しました。
篁の郷