ホーム 折々の想い 写真帳 協働農園日記 my roses そらもよう
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そらもよう
元気ハツラツな娘2号です。
文章を書くのが大好きなので、突然コラムなどこさえてみました。
お暇な方はお付き合いくださいませm(_ _)m
 

7    大切に思うこと (2005/02/13)
 
何かを大切に思うこと、
そんな感情がイヌにあるでしょうか?
大事にくわえているオモチャでも
それは彼らの「好き」であって「大切に思う」とは違うと思う
けれどそんな彼らをわたし達が大切に思うのは
彼らにとって「好き」が最上級だから
常に最上級の気持ちをぶつけてくるから?
それはとても幸せなこと
例えば人でも「大切に思う」ことを知らない人っているのかな?
人の気持ちの最上級は複雑化しすぎて難しい
最上級だよと笑ってくれる人はとても少なくて
まあ少ないからこそ親友だったりができるのだけど
もっとシンプルに
みんな尻尾を振ってくれたらわかりやすいのになぁ
そんな単純じゃないからいいの?
イヌみたいに無邪気に
最上級の気持ちをくれるなら
わたしはいつも尻尾を振るように笑ってあげよう
 
 

8    お伽話 (2005/01/23)
 
ぼくがまだ小学生のとき、
ぼくが大事な友達を失ったとき、
冷たく固くなった小さな毛のかたまりを抱きしめて
どうして彼らはこんなに早く逝くのかと聞いた。
 
あなたに会いたがっている小さな命がいっぱいあって、
みんな順番にあなたに会いに来て
みんなそのとき1番にあなたに愛されたいから、
5年や10年、
少しずつあなたと過ごして行くの。
 
それでも僕は一晩中枯れない涙の中泣き続けたけれど
いまでも恋しくて時に涙を流すけれど
通り過ぎて行く小さな命を大切に思って
明日は笑って前に進むんだと思う。
 

9    散歩(2003/3/31)
私が桜の下を歩く。
届きそうで届かない花びらに手を伸ばす。
イヌが桜の下を歩く。
桜が咲いてることに気づいているの?
何でもない日、寝坊した朝に、宵っ張りな夜に散歩しよう。
大好きな君と☆
たまに振り向いてくれればよくって、
振り向いてくれなくても 大好きなのが伝わってくるから。
散歩の季節がまためぐってきたね。
歩こう。
もっと一緒に歩こうネ☆

10    おやすみ☆≡ (2003/3/10)
留守番に帰ってきた。
大好きなイヌに触れながら、触れたまま過ごす。
まるで人のように手足伸ばして横向きにぶっ倒れて眠る姿も良し。
きちんとおすわりの姿勢のままだんだん目がとけてウツラウツラ……、
びくっと起きて私に「寝てないよっ」と向ける視線はなお良し。
大好きだよ。
今日はもう遅いね。
明日また話をしよう、おやすみ。

11    ネーズの故郷へ (2007/04/07)
 
ネーズの故郷を訪れた。
動物管理センター。
そこには、まだ新しい家族に出会えないイヌたちがたくさんいた。
ネーズが保護されて最初に訪れた場所。
そこに何日かいて、ネーズはエネルギー切れで病院に来た。
死にかけのボロ雑巾みたいな仔犬。
仔犬であることにも最初は誰も気付かなかった。
 
ネーズの故郷ではボランティアさん達が犬に愛情を注いでくれる。
多くの仔犬が捨てられて事件性もあったせいかもしれないが、
スタッフのみんながネーズのことを覚えていた。
 
一番小さくて、ガリガリで、弱っていた仔犬。
 
こんなに大きくなりました。
こんなに元気になりました。
こんなに愛らしい犬になりました。
もう餓えることも、傷つけられることもありません。
愛情いっぱいに育っています。
 
あたしに出会うために、ネーズは死の危険を冒してくれたんじゃないか。
そう思ってしまうほど何ものにも変えられない出会い。
 
動物管理センターで、そんな幸せの扉がこれからも開いていきますように

12    生きていくということ (2007/03/20)
 
多くのものを与えられてきた。
平均的な人よりもきっと恵まれて今まで来た。
 
だから、使命という言葉は少しおこがましいけど、
あたしは人に与えながら生きていきたい。
もしも使命ってもんがあるなら、与えること。
 
あたしに与えられたものが、
たくさんの愛情や、出会いや、人脈や、運で良かった。
 
もしも与えられたものがお金だったら、
人に与えたいと思えるようになるまでに、
もっと時間がかかっただろうから。
あるいは、独り占めしたいと思ったかもしれない。
 
もしも与えられたものが登りつめたような名誉なら、
与えることに気付きもせずに自分に酔って、
ふんぞりかえってたかもしれないから。
 
ちょうどよく、いつでもちょっと幸せで、
不幸せと涙も知っていて、
そしてとてもたくさんの人に出会い愛され笑顔で来た。
あたしにも与えられるものがあるのなら、
元気や笑顔のパワーだけでももっとでもあげるね。
出会う大切な人たちみんなに小さな幸せを配って生きたい。
 



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